畳まめ知識 その7 【畳の歴史】

畳の歴史を簡単にご紹介します。

飛鳥・奈良時代

畳の専門技術者が育成される。

平安時代

寝殿造りが普及し、貴族は畳、庶民はむしろ・コモが一般化。

江戸時代

庶民に家でも畳の敷き詰めが普及し、需要が大幅に増える。

明治時代

文明開化に伴い、洋可で畳の上に椅子などが持ち込まれる。一般民衆の家として、床の間付き6畳間・8畳間が一般化した。

大正時代

産業革命により住宅需要が増大、大衆化する。

昭和時代

畳需要の高まりから畳縫着機が普及。

畳床の原料となる稲わらが不足気味となり、代替え素材として発泡ポリスチレンフォームの活用が始まる。また、畳床の素材として、木質系軟質繊維板としてのインシュレーションボードによる畳床生産が開始。

超高層マンションなど、和室の少ない間取り構成の住宅が増え、「畳の良さ」が見直される

現在

稲わら畳床の代替製品として「建材畳床」が主流となり、高い市場性を誇るようになる。

中国でのイ草、畳表の生産が増加。

フローリングが広く普及する反面、フローリングは部屋の中が寒い・音が響く・落ち着かない、などのデメリット言われるようになり、フローリングの上に敷く「置き畳」や「縁なし」畳が人気になる。